家電量販店のエコキュートの工事費込みの価格は安い?高い?
ヤマダ・エディオンなど徹底調査!

地球環境に優しいエコキュートを我が家でも設置したいと計画を立てている方も多いのではないでしょうか。しかし、エコキュートを導入するにあたっては、工事費込みの価格がいくらなのか、費用や予算が気になることもあるでしょう。

そこで、この記事ではメーカー別・家電量販店のエコキュート工事費込みの価格を徹底調査しました。エコキュートの交換を家電量販店に依頼するメリットやデメリットも詳しく解説しているので、ぜひ今後の参考にしてみて下さい。

家電量販店のエコキュートの工事費込みの価格は高い?安い?

家電量販店でエコキュートを購入する際に、工事費込みの価格が高いのか、安いのか気になるところです。そもそもエコキュート本体の価格はタンク容量・給湯の種類・機能性・グレードによって決定されますが、工事費用は各家電量販店にて独自に設定されています。

家電量販店にエコキュートの取り付け工事を依頼する前に、複数のお店で見積りを提示してもらうと良いでしょう。

ただ工事費込みの価格だけを見て比較するのではなく、保証期間・付属品 (オプション)・工事の内容について、内訳を必ず確認しておくことが重要です。

初めてエコキュートを設置する際には、設置工事の費用がかかりますが、既にエコキュートを設置していて新品に買い換える際には撤去する製品の処分費用がかかる場合もあります。

普段よく利用している家電量販店であれば、貯まったポイントを活用してエコキュートの購入や工事費用に充てることもできるでしょう。また、お付き合いの長い家電量販店なら、店員とのコミュニケーションもスムーズで、値切り交渉にも快く応じてくれるでしょう。

このようなサービスや特典を上手に活用すれば、家電量販店でエコキュートを安く購入できるチャンスもあります。

家電量販店のエコキュートの工事費込みの価格を徹底調査!

大手家電量販店の代表格と言えば、ヤマダデンキ・エディオン・ジョーシンの3店です。そこで、エコキュートをこれから新たに導入する際の工事費込みの価格を徹底調査しましたので、各店の特色と料金をじっくり比較してみて下さい。

ヤマダデンキ

ヤマダデンキでは北は北海道から南は九州・沖縄まで全国各地で店舗展開しており、大型家電製品から小さな電化製品の販売はもちろん、近年はオール電化リフォーム事業やエコキュートの導入・設置にも注力しています。

エコキュートを設置した後の保証も充実しており、通常は1年から2年程度のメーカー保証に加えて、保証期間が過ぎた後も、引き渡し日から10年間は安心保証が付帯されています。保証期間内にエコキュートに不具合や故障が発生した際には、部品交換代・作業費・出張料金などの費用がすべて無料となります。

ヤマダデンキにて高圧タイプのエコキュートを購入する場合、工事費込みの価格の相場は51万円台から69万円台です。

標準タイプのエコキュートを購入する際の工事費込みの価格相場は、47万円台から62万円台です。節水や省エネ対策を重視する方は標準タイプ、水圧と節約のどちらとも重視する方は高圧タイプのエコキュートがおすすめです。

公式サイト:ヤマダデンキ

エディオン

ヤマダデンキと並ぶ大手家電量販店のエディオンでは、エコキュート導入によるリフォーム事例が豊富です。「そろそろ我が家もエコキュートを導入しようかな」と迷っている方は、エディオンの公式サイト上からオンライン相談の仮予約もOKです。

自宅から近くにエディオンのお店が見当たらなくても、パソコンやスマホを通じてリモートでお困り事を気軽に相談できます。

さらに今なら、エコキュートを新たに導入すると給湯省エネ事業のキャンペーンとして、5万円の補助金が支給される特典もあります。対象となる住宅や機器、申請期間が限られているので、詳細はエディオンの公式サイト上にて確認しておくと良いでしょう。

エディオンにて、現在お使いのエコキュートや電気温水器から新品のエコキュートに買い換える場合、本体価格と工事費込みの価格相場は59万円台から65万円台です。

一方、ガス・石油給湯器から新たにエコキュートに買い換える場合の価格相場は、65万円台から71万円台となっています。なお、この価格にはメーカー保証とは別にエディオン独自の10年間保証の料金が含まれます。

公式サイト:エディオン

ジョーシン

ジョーシン (上新電機) は、首都圏・中部・関西・四国エリア中心に展開している家電量販店です。エコキュートをはじめとする電化製品の販売事業を通じて、「社会と人との未来に笑顔をもちらし、高齢化社会のレジリエンヌ (回復力・再起力) 強化の全力サポート」をモットーとしています。家族が快適に暮らせる住まいづくりにも着目し、エコキュートの設置やリフォーム事業にも力を入れています。

ジョーシンのリフォームはオリコン顧客満足度調査戸建里フォー部門にて2年連続で堂々第一位を獲得しました。製品・工事は安心の10年間保証、24時間体制のコールサービスも充実しています。

エコキュートを新たに購入すると、ジョーシンポイントが5000ポイント貯まる特典も用意されています。

現在お使いのエコキュートからジョーシンにて新品に買い換える場合、本体価格と工事費込みの価格相場は51万円台から73万円台です。ガス・石油給湯器から新たにエコキュートに買い換える場合、工事費込みの価格相場は51万円台から79万円台です。

公式サイト:ジョーシン

メーカー別のエコキュートの工事費込みの価格を徹底調査!

エコキュートで人気のメーカーと言えば、三菱電機・パナソニック・日立・ダイキンの3社が定番となっています。

そこで、大手家電量販店のヤマダデンキ・エディオン・ジョーシンで取り扱われている上記3社のエコキュート製品について、工事費込みの価格を徹底調査しました。

三菱電機

三菱電機では、シンプルなベーシックタイプのAシリーズから、コンパクトなSシリーズ、ZEH住宅向けのEXシリーズ、機能が充実したハイクオリティなSシリーズ・Pシリーズまで、エコキュートの種類が豊富です。

ヤマダデンキで売れ筋の三菱電機のエコキュートは高圧タイプの「キラキューブPLUS機能」が搭載されたSRT-S376UAです。370Lタイプの工事費込みの価格は626,780円(税込)、460Lタイプの価格は659,780円(税込)です。

エディオンにて売れ筋の三菱電機のエコキュートは、PシリーズのSRTP376UBE2S (370L) です。お使いの電気温水器やエコキュートから買い換える場合は、工事費込みで658,000円(税込)、ガス・石油給湯器から買い換える場合は713,000円(税込)です。

ジョーシンで人気の三菱電機のエコキュートは、高圧ハイスペックタイプのBHP-FV46WD (370L) です。お使いのエコキュートから新品に買い換える場合は690,000円(税込)、ガス・石油給湯器からエコキュートへの買い換えの場合は736,000円(税込)です。

パナソニック

老舗の電機メーカー・パナソニックでは、プレミアム・ミドル・スタンダードの3つに区分して、ハイクオリティなエコキュート製品を製造・販売しています。一般地向けから寒冷地向けのエコキュートまで、豊富なラインナップです。各エコキュートのタンク容量は最小で195L、最大560Lの大型サイズもあります。

パナソニック独自の高性能真空断熱材が使われていて、一戸建て住宅や集合住宅向けのエコキュートまで家族の人数や用途に応じて多彩なタイプの製品があります。

ヤマダデンキで人気のパナソニックのエコキュートは、HE-NS37LGS (370L)で、工事費込みの価格は527,780円(税込)です。安定した角形で、省エネ対策と耐震設計にこだわっています。

エディオンではパナソニックSシリーズ・ウルトラ高圧タイプ HESU37LQSS (370L) が売れ筋です。電気温水器・エコキュートから買い換えの場合は工事費込みで598,000円(税込)、ガス・石油給湯器から買い換えの場合は653,000円(税込)です。

ジョーシンではパナソニックNSシリーズ・HE-NSU37KQS(370L) が売れ筋となっています。エコキュートからエコキュートへの買い換えの場合は工事費込みで545,000円(税込)、ガス・石油給湯器から買い換える場合は581,000円(税込)です。

日立

世界有数の電機メーカーの地位を築いてきた日立では、操作性・断熱性・機能性・安定性に優れたエコキュートを製造・販売しています。日立のエコキュートは、ナイアガラ出湯・ナイアガラタフネス・フルオート・給湯専用の4つのタイプに区分されます。

日本特有の気候の変化を捉え、井戸水・塩害地・寒冷地に適したエコキュートも開発されています。

ヤマダデンキではBHP-F37WD (370L) が売れ筋です。標準工事費込みの価格は659,780円(税込)です。こちらはナイアガラ出湯タイプで、省エネ標準達成率は100%となっています。

エディオンで売れ筋のエコキュートはHITACHI BHPFG37WUE3S (370L) です。省エネ対策や防さび対策を強化しており、ヒートポンプユニット空気熱交換器の耐蝕性にも優れています。電機温水器・エコキュートから買い換える場合は、工事費込みで498,000円(税込)、ガス・石油給湯器から買い換える場合は、553,000円(税込)です。

ジョーシンではHITACHI BHP-FR37WU (370L) が売れ筋で、お使いのエコキュートから新品に買い換える場合、工事費込みの価格は 560,000円(税込)、ガス・石油給湯器から買い換える場合は596,000円(税込)です。節約サポート機能・高速湯はり機能・来客時満タン沸き上げ機能が標準搭載されていて、オプションで「シルキー快泡浴」のパーツを購入すれば、なめらかな泡が噴き出す泡風呂も楽しめます。

ダイキン

ヤマダデンキではダイキンのエコキュートは、2023年8月末時点において取り扱われていません。

エディオンでは、高圧タイプのDAIKIN EQN37XFVE3S (370L) が売れ筋です。電気温水器・エコキュートから買い換えの場合は548,000円(税込)、ガス・石油給湯器から買い換える場合は603,000円(税込)です。10年間保証の金額もこの料金に含まれています。お湯はり・保温・たし湯までシンプルなボタン操作で、お湯が冷めたら自動的に保温して、お湯の量が少なくなったら自動的にお湯を増やしてくれます。

ジョーシンで売れ筋のエコキュートはパワフル高圧のDAIKIN EQX37XFVで、お使いのエコキュートを新たに買い換える場合は工事費込みで620,000円(税込)、ガス・給湯器からエコキュートに買い換える場合は656,000円(税込)です。

エコキュート交換を家電量販店に頼むメリット・デメリット

エコキュートを購入したらそれで終わりではなく、これから長く使い続けることになります。途中でエコキュートの交換を依頼する必要も出てくるでしょう。そのひとつの選択肢として、家電量販店に交換を依頼する人も多いです。

そこで、エコキュート交換を家電量販店に依頼するメリットとデメリットについて考察します。

メリット

家電量販店では不定期にお得なキャンペーンやセールを行っています。エコキュートを交換するタイミングが良ければ、良い品物をお得に安い価格で購入できるチャンスもあります。

家電量販店ではお店独自のポイント制度や割引特典があります。購入した価格に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントをエコキュートの交換の際に、代金の一部として充てることもできます。

家電量販店では大型家電製品から小さな電化製品まで多くのアイテムを取り扱っており、保証やアフターケアも万全です。家電量販店独自の保証制度も充実しており、電化製品を購入する際にメーカー保証と派別に、お店独自の長期保証が付帯されるサービスもあります。

普段から馴染みのある家電量販店なら、買い物がしやすいので、エコキュートの交換を依頼するのも安心感が得られるでしょう。

デメリット

エコキュートを家電量販店で購入することによって、さまざまなメリットが得られる反面、デメリットや注意点もあります。

家電量販店は冷蔵庫などの大型家電製品から小さな電化製品まで幅広く取り扱っていますが、もともとエコキュートの専門店ではありません。そのため、家電量販店では取り扱われるエコキュートのメーカーや機種が少なく、選択肢が限られてしまうのが難点です。

家電量販店でエコキュートの購入・修理・交換作業を依頼する際には、お店と提携する業者に依頼するのが一般的で、リフォーム専門の会社や下請け会社にすべて一任しています。

そのため、依頼者側と業者との間でのコミュニケーションが取りづらく、どの業者が対応するのかがわかりづらいです。

家電量販店では万全な保証体制が整ってはいますが、もともとエコキュート専門のお店ではないため、万が一、トラブルが生じた際に迅速に対応してもらえない可能性もあります。

まとめ

この記事では、再生可能エネルギーをフル活用した給湯器のエコキュートについて、家電量販店で購入する際の工事費込みの価格について徹底調査しました。

エコキュートの交換を家電量販店に依頼する際のメリット・デメリット・注意点も解説しましたが、いかがでしょうか。

エコキュートの購入先は最寄りのホームセンター・近所の電気屋・リフォーム専門店・工務店・ネット通販など、さまざまな選択肢があります。その中から購入先をどこにするか戸惑う方も多いでしょう。

「家電量販店だとどんな業者が来るのか不安」という声もありますが、「ポイントが貯まるのが楽しみ」「保証体制やサービスが充実している」という意見もあります。人それぞれさまざまな見解がありますが、メリットやデメリットを踏まえた上で良心的な業者を慎重に選びましょう。お店の電話応対品質・対応スピード・相談のしやすさ・自宅からの距離の近さ・価格の安さも重要ポイントとなります。

エコキュートの機種を選ぶ際には、家族の人数・タンク容量・機能性・ランニングコスト・設置スペースなど、多彩な観点から複数のアイテムを比較してみて下さい。